今回はおもちゃから離れてお金の話です。
楽しい話ではないですが、子どもがいるご家庭は必ず知っておくべき内容です。
まだ申し込んでいない方は今月中なら間に合うので、是非参考にしてください。
1.ジュニアニーサとは?
ジュニアニーサとは子供を対象にしたニーサです。
もちろん子どもが投資できるわけもないので、親が子供のためにお金を貯蓄する手段の一つになります。
そもそもニーサ(NISA)とは税金を取られずに投資が出来るという仕組みです。
例えば任天堂の株を一株5000円で100株買います。
1株6000円の時に売れば利益は10万円。
株式は約20%の税金がかかりますので、税引き後の利益は8万円になります。
この20%の税引きをなくす仕組みがNISAです。
ジュニアニーサは子どもの名義で年間80万円まで購入できます。
ではなぜこのタイミングでジュニアニーサが話題かというと、ジュニアニーサは2023年で終了するからです。
では今からはじめて間に合うのでしょうか?
結論を言うと子供一人につき80万円投資することができます。
今から始めると80万円を運用して、得た利益に税金がかからないという仕組みです。
期間は最長子どもが18歳になるまでです。
2.今からでもジュニアニーサをやるべき人
①小さい子どもがいる
子どもがまだ小さいご家庭は今からでもジュニアニーサをやるべきです。
理由は長期で運用ができるからです。
私が普段トレードしている米国株に限って言うと、長期で保有した場合高確率で利益が出ます。
さらに長く運用すればするほど利益は膨らみます。
8歳の子どもがいて80万円を運用します。
年利5%の投資信託で運用すると、18歳になる頃には約130万円になっています。
15年だと160万円以上。
かなりの利益が予想できます。
もちろん投資なので100%利益が出る保証はありません。
しかし米国株は歴史上長期で見るとどの期間をとっても元本割れしたことがないという実績があります。
むしろ物価は上がるのに給料が上がらない今の日本では貯金もリスクがあります。
小さい子どもがいる過程は長期運用が可能なので、大きな利益が得られる可能性が高いです。
②近いうちに使う予定のない貯金がある
子どもが大きくなった時のために貯金をしている。
そんな家庭も多いんじゃないでしょうか。
長期で見た場合投資の方が貯金よりもメリットが多いです。
この仕組みを利用して、お子さんにお金ではなく株式を残してはいかがでしょうか?
そうする事でお子さんのマネーリテラシーが上がるかもしれません。
③子どもがたくさんいる人
子供一人につき非課税枠は80万円。
子どもが多いほど非課税枠は増えます。
3人いれば240万円を長期で運用できます。
先ほどん計算では240万円が400万円弱になります。
150万の利益を非課税で受け取ることができるんです。
あくまでも理論値ですが、子どもがたくさんいてお金の余裕のある家庭は今からでもやった方がいいです。
3.学資保険じゃダメなの?
「子供の将来のためにお金を残すのであれば、学資保険でもいいんじゃないか?」
そう思う人もいるんではないでしょうか?
学資保険とジュニアニーサではメリット・デメリットが大きく違います。
学資保険は『子供に将来かかるお金を貯める保険』です。
貯蓄と保険両方の機能を備えており、毎月(毎年)一定金額支払い満期になれば少し多く返ってきます。
また親に何かあった場合は支払いが免除になり、保険金がもらえるという仕組みもあります。
学資保険がジュニアニーサよりも優れている部分は、この保険としての機能です。
ジュニアニーサはあくまでも投資であり、保護者が働けなくなってしまっても何も保証はありません。
しかし学資保険は保険料の支払いがストップし、場合によっては生活費が補填されることもあります。
ここまで聞くと「学資保険の方がいいんじゃないか?」と思うでしょう。
しかし学資保険にもデメリットがあります。
デメリット一つ目は『満期になった時にもらえるお金が投資に比べて少ない』という事。
娘が生まれた時に聞いたプランは毎年10万、18歳まで計180万支払って満期金は200万円。
年利換算だと1.3%。
投資に比べるとかなり少なく感じます。
「ノーリスクでこれだけの年利ならいいんじゃないか」と思う人もいるでしょう。
そこでデメリット2つ目『インフレに弱い』というものがあります。
インフレ率とは簡単に言うと『1年間でそれだけ物価が上がったかという指標』です。
2023年のインフレ率は3.3%。
インフレは『物価が上がる=物に対してお金の価値が下がる』という事なので、今の200万円と18年後の200万円は価値が変わります。
今は200万円で大学に通えたとしても、18年後は400万いるかもしれないんです。
特に最近は物価高が叫ばれていて、普通に生活していてもインフレを感じる事が多いでしょう。
投資に比べて保険はインフレに弱いという事を考えて資産管理をしなければいけません。
4.結局どうすればいいの?
結論、分散させましょう!
保護者に何かあった時用には掛け捨ての生命保険に加入。
子どもの資産形成にはジュニアニーサや新ニーサで投資。
個人的にはこれがベストだと思います。
投資に全振りしてしまっては、リスクもありますし万が一の時の備えができません。
保険だけに頼っていては、インフレの影響でお金の価値が下がってしまいます。
知識がない方は中立的な立場で相談にのってくれるファイナンシャルプランナーを探して相談するといいかもしれません。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
おもちゃばかりじゃなく、たまには子どもの将来のためになる記事を書いてみました。
私は30歳くらいから投資をはじめ、今も米国株メインで取引をしています。
子どもにはもっと早くから投資に触れて欲しいと思うのでジュニアニーサを始めました。
18歳になったらジュニアニーサを元手に新ニーサで個別株取引をしてほしいです(笑)
皆さんもお子さんのマネーリテラシーを高めるためにもジュニアニーサを始めてみてはいかがでしょうか。
今月中が楽天証券やSBI証券では2023年9月中に申し込まないといけないのでお早めに!