絵本

第4回『小学生が選ぶ子どもの本総選挙』 ランクイン作品レビュー

今回は久々の絵本記事!

2024年2月10日に結果発表が行われた『小学生が選ぶ 子どもの本総選挙』のランクイン作品をご紹介します。

私が持っているものもあれば、初めて見た作品もありました。

おすすめの年齢なども含めてご紹介できればと思います。

【この記事はこんな人におすすめ】
・未就学児~小学校中学年の子どもがいる
・本が好きな子どもがいる
・子どもに読ませる本を探している
・本を読む子供に育ってほしい

1.子どもの本総選挙とは

『小学生が選ぶ子どもの本総選挙』は全国の小学生が「今までに読んだ本の中で1番好きな本」を選んでもらう企画です。

第1回が2018年に実施されて今回で4回目。

第4回は小学生14万人が投票しました。

公式サイトではベスト10のほか、人気作家や人気シリーズのランキングも掲載されています。

ランキングは投票の多かった本のうち、同じシリーズの本を抜いた上位10作品を「ベスト10」として紹介しています。

 

2.子どもの本総選挙ベスト10

①りんごかもしれない

1位に選ばれたのは子どもに大人気ヨシタケシンスケさんの絵本です。
テーブルの上に置いてあるリンゴ。
これはリンゴじゃないかもしれない。
常識を疑う発想、想像力が鍛えられる1冊です。
この本は第1回と第2回で3位、第3回で4位と常に上位にランクインしている本です。
ヨシタケシンスケさんの絵本は小学校に入る前の小さい子にも大人気です。

②ざんねんないきもの辞典

いきものの残念な特性を紹介する辞典。
1作目から大ヒットしたシリーズで、現在8作目になります。
「キリンのからだは鳥のねぐらにされる」や「パンダは木に登るのはうまいがおりられない」など面白おかしい紹介がたくさんあります。
動物を覚えるのにも役立つので小学校低学年の子にもピッタリ!
この本もすでにたくさんの賞を受賞しており、第3回で2位、第2回と第1回で1位とランキング上位常連ですね。
映画にもなっています!

③大ピンチずかん

2023年一番売れた絵本ではないでしょうか。
日常に起こりうる大ピンチをピンチレベル付きで紹介する絵本です。
表紙にあるような「牛乳があふれた」や「ゲームの充電ができていいなかった」などです。
比較的最近出た絵本なのでこれまでのランキングには入っていませんが、今後ランキング上位常連になること間違いありません。
この絵本も小学生になる前、5歳くらいから楽しめる絵本です。
うちの子の保育園でも大人気!

④あるかしら書店

大人気絵本作家ヨシタケシンスケさんの作品がまたもランクイン!
街のはずれにある【あるかしら書店】は本についての本専門店。
「○○な本ありますか?」と聞くと店のおじさんが出してきてくれます。
月明かりの下でしか読めない月光本や二人合わせて1冊になる二人で読む本など。
読んだ後は子どもとどんな本が欲しいか考えてみましょう。
子どもの想像力を育むことができる絵本です。

⑤ふしぎ駄菓子屋 銭天堂

アニメも大人気のシリーズがここでランクイン!
はじめてみた時は現代版笑うセールスマンのような印象を受けましたが、笑うセールスマンほどブラックではありませんでした(笑)
幸運な人だけがたどり着ける駄菓子屋【銭天堂】には人の悩みを解決する駄菓子がたくさん。
しかし使い方を間違えると大変なことになってしまいます。
いいアイテムも使い方を間違えてはいけないという教訓になるお話。
アニメは小さい子でも見れるので、アニメから入って小学生になってから原作を読み始める子が多いのではないでしょうか。
大人が見ても考えさせられる内容の話も時々あります。
2024年3月時点で20巻まで発売されています。

⑥パンどろぼう

こちらも小さい子に大人気の絵本シリーズです。
まちのパン屋さんからパンがパンを担いで逃げていきます。
その正体は美味しいパンを探し求めるパンどろぼう。
いろんなパンが出てくるので、パン好きな子どもはそれだけで楽しめます。
うちの子は小学校に上がる前から好きな絵本だったので、小学生以下の子でも楽しめるのがおすすめポイント!
2024年3月時点で、パンどろぼうシリーズは5冊出ています。
可愛いキャラクターが人気の作品で、グッズもたくさん販売されています。

⑦四つ子ぐらし

小学生女子に大人気の本がここでランクイン。
赤ちゃんの頃親に捨てられた宮美三風が突然4つ子の姉妹と共同生活をするお話し。
急に集められて家族と言われ戸惑う4人。
悪戦苦闘しつつ姉妹が徐々に仲良くなる様子が描かれています。
前回8位から一つランクアップ。
うちは娘がまだ保育園児なのでこの本は未読です。
内容的にも小学校中学年くらいから楽しめる本かと思います。

⑧ドラゴン最強王図鑑

8位にランクインしたのはいかにも小学生男子が好きそうなドラゴンを紹介する本です。
架空の生物ですが種類別でどのような特性があるかなど、とても詳しく書かれています。
最強王シリーズはフィギュアやカードゲームも出ているので、男心をくすぐる感じに仕上がっていますね。

フィギュアは本屋に売ってて子どもが欲しがったので購入したことがあります。
結構かっこいいんですよね。
図鑑ではありますが、架空の生き物なので勉強にはなりません(笑)

⑨ほねほねザウルス

大人気の食玩が書籍になって登場!
化石の恐竜が主人公の物語。
謎解きをしながら冒険を進める物語。
物語の途中で迷路やクイズもあるので、読むだけでなく頭を使います。
ほねほねザウルスの食玩を集めている子が読書を始めるきっかけにピッタリです。
前回も9位にランクインと根強い人気があります。

 

⑩100かいだてのいえ

いわいとしおさんの100かいだてのいえシリーズ第一作がランクイン。
縦に開く長い珍しい絵本で、100階建てのいえに住むいろいろな動物が描かれています。
10回ごとにページをめくっていくので小さい子が数を覚えるにもちょうどいい作りです。
こちらも小学生未満の小さい子から楽しめる絵本。
シリーズは『ちか100かいだてのいえ』や『うみ100かいだてのいえ』など全7種類。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

『小学生が選ぶ 子どもの本総選挙』は定期的に開催されています。

流行りの本を見つけるのにも参考になります。

本屋さんで特集コーナーが組まれている所もあるので、興味のある方は一度見に行ってはいかがでしょうか。



以上最後まで読んでいただきありがとうございました。

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